【実車ガイド】
◆プロトタイプについて
静岡鉄道が1973年から導入した、18m級3扉、オールステンレスの通勤形電車です。
制御電動車クモハ1000と制御付随車クハ1500からなる2両固定編成で、1985年にかけて12本、計24両が導入されました。
1001~1008編成の一次車は非冷房車として竣工しましたが、後年に冷房改造が行われ、集中式冷房装置を搭載しています。
1009~1012編成の二次車は、竣工時より分散式冷房装置を搭載し、パンタグラフが下枠交差型に変更された等の差異が見られます。
いずれも後年にワンマン化に伴う車側ミラーの有無、スカート設置や帯塗装の変更など、細かな改造が行われています。
台車は、東急車輌製造製TS-812、TS-813となっています。
A3000形への置き換えに伴って既に廃車が開始され、2024年までに全編成が運用を終了する予定となっています。
本企画では、冷房改造化後の一次車、二次車に分類して製品化を行います。
スカート部品など、改造対応用の部品は、エッチング部品で付属します。
2両編成のみで、模型映えのする車両を是非お楽しみ下さい。
【商品概要】
◆キット概要
前面ロスト、洋白エッチング抜ボディーの構成です。
側面のコルゲートは、3枚重ねで細密に表現しました。
前面も同様の金属色で、未塗装状態でもステンレス車体を表現できる事が特徴となります。
もちろん、塗装で仕上げていただいても結構です。
屋上クーラー、床下機器は、ホワイトメタル製ですべてキットに含まれます。
動力関係は、キットに含まれません。
その他パンタグラフ、台車、カプラー等が必要となります。
台車は、専用部品をロスト製で別売致します。
パンタグラフは、一次車がPT42、二次車にはPT48が対応します。取付ピッチ 16×14mm